株式投資で重要となる株価について

高まりつつある年金に対する漠然とした不安、社会保障費の膨らみにより、今後想定される消費税などの各種税金の値上げなど、日本人の経済を圧迫する事象が日々取り上げられています。
こうした現状は、個人個人の考えによって変えることしかできず、日々の生活費や老後に備えて、資産運用を始める人が昨今増えてきています。
中でも人気が高いのが、日本株への投資です。

株式投資は、株価の変動が高く、ハイリスクでありながら、上手に上昇の波に乗れると、大きな利益を稼ぐことも可能になっています。
また、政府が推し進めるNISAなどの広まりも貢献し、税金の心配もなく、初心者でも気軽に株式投資が始められる環境が整ってきていることも、人気の裏付けの1つの要因となっています。

株価はどういった基準で決まる?

株式投資に関して、全くの初心者にとって、投資の世界は分からないことだらけのように感じてしまうものです。
ですが、1度株式の仕組みを理解すると、株式投資に対するハードルは下がり、気軽に取引できるようになります。

ではまず、株価がどのようにして決まるのか、その疑問について考えていきます。
一般的に、株価は投資家による売買取引によって成立していきます。
例えば、ある銘柄の株式が人気を集めると、その株式には多くの投資家による買いが殺到します。
それによって、その株式銘柄は、大きな上昇の流れとなり、一気に株価が値上がりしやすくなります。

一方、ある企業による、業績悪化や先行き不安を煽るような材料が出ると、急激に株価を下げやすくなる傾向にあります。
これらのように、大きな買いや売りの流れがあると、ストップ高やストップ安などと言った、証券取引所による、一方的な売買停止が発動され、株価の変動の行き過ぎが中断されます。

ですが、通常の株式投資に関して言えば、ストップ高やストップ安は毎日多くの銘柄で頻発しているわけではありません。
多くの場合、売りと買いの勢いが拮抗したり、若干どちらかの流れが優位であるなどのケースがほとんどです。
つまり、株価の基準は、買い取引と売り取引のどちらが優勢であるかによって決まるのであり、それらを左右するには、またいくつかの要因が絡んでいるのも事実です。

次に、株価の流れを左右する要因について探っていきます。まず1つとして、企業における決算の結果が挙げられます。
決算発表は、それぞれの企業が個別に行います。事前に発表する日時や時間も定められています。
企業の決算の結果が、想定よりも良いと、株価は上昇しやすくなります。
しかし一方で、想定通りの場合や想定よりも悪化した場合には、株価は下落しやすい傾向にあります。

企業の決算の結果が、想定以上で株価の上昇が起こり、悪化で株価の下落が起こることは、納得のいくものだと考えられます。
ですが、決算の結果が想定通りの場合、株価の下落を引き起こすことに、疑問を抱く人は少なくありません。

その原因として挙げられるのが、市場参加者はサプライズを好むという点です。
よって、想定の範囲内の結果が示されると、織り込み済みと呼ばれ、サプライズがなく、売りが先行してしまう結果となってしまうのです。
その他、株価を決める基準として考えられるのが、需給のバランスです。
決算発表は、毎日行われるわけではないため、決算発表の期間以外では、ほとんどの場合、需給のバランスによって株価は決められていきます。

株式投資における需給のバランスとは、買いたい人と売りたい人の数のバランスのことを示しています。
ある銘柄の株式に関して、良い材料やニュースなどが存在しなくても、買いたい人が多い場合には、その銘柄の株式は上昇しやすくなります。
このように、買いたい人が多い状態の株式は、さらに多くの投資家の注目を集めるようになり、さらに上値が軽くなっていきます。

こうした銘柄の株式は、デイトレードと呼ばれる、1日で売買決済を済ませるスタイルの投資家にも人気があり、日々高値を更新していくケースも少なくないのです。

そしてもう1つ、株価の基準となる要因について解説します。
それは、大口と呼ばれる人達が相場を動かすことでも決まります。
大口とは、証券会社やファンドなど、大きな資金を持ち、株式を自由に動かせる人達のことを呼びます。
大口が好む銘柄には特徴があり、それらは仕手株などとも言われ、毎日大きな出来高や価格変動幅などを持ちながら動いています。

このような大口による株価の動きは、個人投資家には難しいものにも感じやすくなっています。
しかし、多くの経験や知識を持った個人投資家であれば、大口の動きをいち早く察知することができ、大口と同じタイミングで売買することで、大きな利益を得ることができます。

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